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初期ムシ歯~削る?削らない?
(画像:モリタのポータルサイトから)
こんにちは、院長の齊藤です。
今回は、なるべく歯を削らない治療を目指している
予防歯科の診断に大変役立っている
「ダイアグノデントペン」をご紹介します。
歯科医院で「このムシ歯は初期段階なので、まだ
様子をみましょう。」と言われた経験のある方は
いらっしゃると思います。
ムシ歯なら早めに治療してほしいと思われるかも
しれませんが、これには理由があります。
唾液の中にはカルシウムやリンが含まれていて
溶けてしまった歯質に入り込み
元に戻す働きがあります。
これを「再石灰化(さいせっかいか)」と
いいますが、フッ素にはこの再石灰化の効率を
良くして、さらに歯質を強くする働きがあります。
残念なことに、歯の表面のエナメル質を削って
しまうと、この働きがなくなってしまいます。
(画像:モリタのポータルサイトから)
「ダイアグノデントペン」はやさしいレーザー光を
歯に当てるだけの測定なので、痛みもなく
小さなお子様や妊婦の方にも
安心してご使用いただけます。
初期ムシ歯は
“見つけてすぐ削る治療”から“削らず管理する治療”に
流れが確実に変わってきています。
測定値:0~15 診断:健全歯質
測定値:15~40 診断:経過観察とする値
(プロケアとホームケア
クリーニングやフッ素で管理)
測定値:40~ 診断:最小限に削る治療
(レントゲン、唾液検査の結果、ブラッシングの
状況で最終的に判断しています。)